第7回尾道市立大学経済情報学部公開ゼミ研究発表会開催のお知らせ

2016年12月28日

 

 経済情報学部4年の学生がゼミの指導教員に鍛えられ培った日頃の研究成果を市民の皆様に分りやすく発表します。

日 時:平成29年1月19日(木)18:30~20:00

場 所:尾道市立大学サテライトスタジオ 1階(尾道市土堂1丁目8-5)

 

プログラム:(司会 経済情報学部 河野 洋 准教授)

   18:30~18:35 中谷 武 学長 及び 菅 準一 経済情報学部長の挨拶

   18:40~19:00   増田 郁人(有吉ゼミ) 「加速度センサーと角速度センサーを用いたジェスチャー認証機能の試作」

   19:10~19:30 竹嶋 優季(林ゼミ) 「イギリス学派に代表される古典派経済学」

   19:40~20:00 金元 美穂(卲ゼミ) 「インドの経済改革と経済成長の特徴と課題 -デジタル・インディア計画とスタートアップ・インディア計画を中心に-」

 

ゼミ研究発表会報告の概要

   1. 増田 郁人(有吉ゼミ)

近年、情報セキュリティの重要性が高まる中で、様々な認証方式が開発されてきている。その中で行動的特徴を認証に用いた方式としてジェスチャ認証方式がある。ジェスチャ認証方式では、例えばユーザがポケットから携帯端末を取り出し耳に当てるまでの動作によって、携帯端末にかかった加速度を用いて認証を行うなどする。このようにジェスチャ認証方式ではユーザの負担が少ない動作を認証に設定することができるが、一方で一般的に認証精度は低いとされている。本研究では携帯端末の加速度センサと角速度センサを用いたジェスチャ認証方式を提案する。また提案方式に基づいて認証を行う携帯端末プログラムを開発し、検証実験を行い、その結果に基づき省略性を保ちつつ高精度な認証が可能であるか、また実社会で用いることが可能であるかなどについて考察する。

 

   2. 竹嶋 優季(林ゼミ)

経済学は社会科学の中でも自然科学のような科学性を持っていると考える。物事を調査し、整理分析し、新たに知見を考え、その知見を確かめる。その一連のプロセスが経済学には見られるからだ。
 だが、経済学ではこのプロセスにおける知見の確認、すなわち実験を行うことは困難である。そこで実験に代わり、過去に社会で起こっていた経済活動や社会現象を分析、立証に用いる。何か問題が発生したときにも過去の似たような事象から「今がどのような状態か」「今何をすればよいのか」「どう対応していけばよいのか」が見えてくる。
 そこで私は経済学の起こりである古典派経済学およびその背景にある社会現象について分析し、現代経済に対する洞察力を深めることを目的としたい。古典派経済学とは、18世紀後半から19世紀前半にかけて活躍した、アダム・スミス、トマス・ロバート・マルサス、デヴィッド・リカード、ジョン・スチュアート・ミルなどのイギリスの経済学者に代表される経済学のことを指す。
 

 

   3. 金元 美穂(邵ゼミ)

近年新興国の経済成長が軒並み減速している中に、唯一高成長を続けているインドはさらなる経済発展を目指して、モディ首相のもとで商業、旅館業、運輸・通信産業、金融・保険及び不動産などビジネス全般の効率化を図る2つの国家プロジェクト「デジタル・インディア計画」と政府の起業支援等によるインド経済の一層の発展を求める「スタートアップ・インディア計画」が実施されている。
 本研究では、インドの経済改革の現状と「デジタル・インディア計画」、「スタートアップ・インディア計画」の内容を吟味し、隣国の中国の経済改革と比較してインドの経済改革の特徴と可能性を探る。また、本人の現地留学での見聞及びインドの友人に対するヒヤリング調査などを通じて、インドの経済及び社会が抱える諸課題を検討した上、今後のインド経済改革の行方を展望する。