2021年度経済情報学部公開ゼミ研究発表会を開催しました!

2022年2月26日

 

経済情報学部公開ゼミ研究発表会を開催しました

2022年1月20日(木)の17時から18時30分過ぎまで、恒例の「経済情報学部公開ゼミ研究発表会」を開催しました。

例年であれば「しまなみ交流館」を利用し、市民の皆様にも開かれた発表会とするところです。しかし、昨年度に引き続き、今年度も新型コロナウイルス感染症拡大防止のため、オンライン開催とし、オンタイム(ライブ)での参加者は学内者に限ることとなりました。参加者は111名(学生:92名,教職員:19名)でした。

オンライン開催ではありましたが、発表者の4年生3名はしっかりと各自の研究成果を発表し、学生のみならず教職員にとっても大いに知的刺激を得られる貴重な機会となりました。

 

当日の次第

学部長挨拶:小川長
経済コース発表:大垰和音(佐藤ゼミ)
経営コース発表:平松一翔(王ゼミ)
情報コース発表:首藤聡太(南郷ゼミ)
司会進行:南郷毅

 

発表要旨

○大垰和音「発達障害者の就労支援と障害者雇用の意義」
 私は、発達障害者の就労支援と発達障害者を雇用する意義について研究しました。
 調査方法として、発達障害者の支援を行う支援機関と、発達障害者を雇用する企業へインタビュー調査を行いました。
 その結果、発達障害者の就労支援には、支援機関の不足や障害特性への理解不足が課題としてあること、発達障害者を雇用する意義は、発達障害者の特性に配慮した雇用環境を企業が整備することで、どんな人にもわかりやすく働きやすい環境を整えるきっかけとなることが分かりました。
 卒論発表会では、他の分野の先生から、研究中には気づけなかった視点から質問していただき、とても勉強になりました。今後様々な場面で発達障害のある人と関わる時に、今回の研究で学んだことを生かしていきたいです。

 

○平松一翔「アウティングの発生に係る安全配慮義務違反に関する一考察」
 私は、ある法科大学院で起こったアウティングによる転落死事件の判例を検討しました。
 判決では、大学がハラスメント防止ガイドライン等の冊子を配布していたことや、アウティングをした学生が以前からセクハラに対する問題意識を持っていたとして、大学の安全配慮義務違反・教育環境配慮義務違反は認められませんでした。
 しかし、ガイドラインにはアウティングに関する具体的な記述がなく、本件学生はSNSで他人の性的指向について発言することがアウティングに当たること等を理解していなかったと考えられ、大学は性的指向を打ち明けられた人へのフォローや、アウティングの定義及び内容を学生に周知する義務があったと考えるため、判決に反対であると結論付けました。
 発表では、判例を読み慣れていない人に対して簡潔に説明することの難しさを痛感しましたが、大勢の方に発表を聞いていただき、自分自身でも検討不十分な点を見つけることができたため貴重な経験になりました。

 

○首藤聡太「主体的な学びの実現に向けた商業科「課題研究」指導の構築」
 私は広島県の商業高校を対象に、科目「課題研究」について研究しました。
 「課題研究」は探究学習を行い、社会の変化に対応する力を育成する柱的存在な科目です。しかし、教育現場では指導が難しく、多くの学校で躓いています。その原因として、商業科「課題研究」を対象とした研究が十分に行われていないことや、具体的な指導方法が構築されていないことがありました。
 その解決に向け、本研究では「主体的な学び」を促すことに重点を置き、各探究プロセス(①課題設定、②情報の収集、③整理・分析、④まとめ・表現)の指導を構築しました。
 今後、私が教育現場で働いていく中で「課題研究」を担当させていただくことがあれば、勤務先の学校と相談しながら本研究で構築した指導を取り入れていきたいと思っています。そして、修正を繰り返し、社会の変化に対応する力の育成に努めていきます。

 

学外者の皆様へ

会の模様はすべて録画してありますので、ご関心をお持ちの皆様は尾道市立大学経済情報学部経済情報学科までお問い合わせください。

電話:0848-22-8311(代)  メール:jimukyok@onomichi-u.ac.jp

 

大垰さんの発表の様子
大垰さん発表

平松さんの発表の様子
平松さん発表

首藤さんの発表の様子
首藤さん発表