光原百合

光原 百合
Mitsuhara Yuri

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漫画家の野間美由紀さんに描いていただきました

 

職名 教授
略歴
1982年 広島県立尾道東高等学校卒業
1986年 大阪大学文学部文学科卒業
1988年 大阪大学文学大学院文学研究科博士前期課程修了
1996年 大阪大学大学院文学研究科博士後期課程単位取得退学
尾道短期大学講師、同助教授、尾道大学芸術文化学部講師を経て現在に至る
筆歴
1989年 最初の詩集『道』を出版(女子パウロ会)
1998年 最初の小説『時計を忘れて森へいこう』を出版(東京創元社)
2002年 「十八の夏」で第55回日本推理作家協会賞(短編部門)を受賞(同時受賞・法月綸太郎「都市伝説パズル」)
2011年 『扉守』(株式会社文藝春秋)で第1回広島本大賞を受賞(同時受賞・中島京子『ハブテトル、ハブテトラン』)
所属学会 尾道大学日本文学会
研究テーマ 翻訳論研究
文芸創作の研究と実践
物語が地域活性化に果たす役割について
担当科目 応用英語I(経済情報、日本文学・美術)、 応用英語II(経済情報、日本文学・美術)、 文芸創作演習a、 文芸創作演習b、 尾道学入門(オムニバス)
卒業論文(構想・準備)、卒業論文(制作)
(大学院)文芸創作特講、 日本文学・言語文化総論(オムニバス)
ゼミナール紹介  『何を書くかは自分で見出すしかないが、どう書くかの技術は他の人との切磋琢磨の中で向上させることができる』という考えのもと、先行作品や学生が自分で書いた作品の分析を通して、「どう書けばより効果的に伝わるか」を学生に会得してもらうことを目指しています。また、「何を書くか」に最初はとまどう学生も多いので、様々な「書くきっかけ」を提案することで、「何を書くかを見出す目」を育てることも意識しています。
自己紹介  これまでの読書と執筆の経験を通じて、「物語」が果たす役割の大きさを感じています。物語を読み、書くことで人生を豊かにしていく方法を伝えていきたいと思います。
 尾道出身者として、また尾道大学の教員として、物語を通じて尾道の町を元気にしていくことも考えており、その一環として、日本文学科と美術学科学生の共同制作による、尾道を舞台にした創作民話を絵本としてまとめた『尾道草紙』の指導・監修を行っています。
業績
[論文]  
修辞学的逆説の一分析-アイロニーとの関連から (Osaka Literary Review 1991)
ミステリーの逆説,逆説のミステリー (待兼山論叢 1992)
道化・愚者/英雄/老賢人―名探偵の魅力を探る (Osaka Literary Review 1993)
POIROTの変貌が語るもの (尾道大学芸術文化学部紀要、2002)
[著書]
道――LA STRADA―― (女子パウロ会、1989)
やさしいひつじかい (女子パウロ会、1992)
風の交響楽(シンフォニー) (女子パウロ会、1996)
時計を忘れて森へいこう (東京創元社、1998)
空にかざったおくりもの (女子パウロ会、1998)
ほしのおくりもの (女子パウロ会、1999)
遠い約束 (東京創元社、2001)
十八の夏 (双葉社、2002)
星月夜の夢がたり (株式会社文藝春秋、2004)
最後の願い (光文社、2005)
銀の犬 (角川春樹事務所、2006)
イオニアの風 (中央公論新社、2009)
扉守 (株式会社文藝春秋、2009)
虹のまちの想い出 (PHP研究所、2011)
[監修]
『尾道草紙』1~6(2006年より年一回刊)および『別冊尾道草紙』