公開日 2025年11月05日
2025年10月22日(水)2限、E棟4階402講義室にて、前田謙二教授、西村剛教授、津村怜花教授の3~4年生を対象に、株式会社広島銀行による金融教育「金融リテラシー講座」が行われました。
今回は3~4年生を対象としたことから、1年生を対象とした前回の授業と同様の生活設計や家計管理といった内容に加え、将来に備えてお金を育てる必要性や、その方法である資産運用についても説明していただきました。特に、資産運用の説明としても耳にする「リスク」は投資の難しさや危うさをイメージする言葉として捉えがちですが、運用成果における振れ幅を意味すると聞き、驚いた学生も多かったようです。
このように、日常生活を通して、私たちは知っている言葉が増え、疑問にも思わず知っている意味を当てはめ理解しがちですが、場面に応じて異なる意味を持つ場合もあります。今回の金融教育を通して、改めて言葉の意味を正しく理解すること、しっかり調べて制度等を理解することの必要性も教えていただきました。今回学んだ知識を家族や友人に教えることや興味がある内容をさらに調べる等、これから具体的に資産運用について考えていく契機となったのではないかと思います。
そして、日常生活において、3~4年生はアルバイトや家族からのお小遣いなどの範囲で生活することには慣れているものの、説明いただいた「ニーズ」と「ウォンツ」に分けて収入と支出のバランスを見直す必要性も初めて知ったという意見が多数寄せられました。家計においてもPDCAサイクルで考え、余裕資金を持つことができるようにしていきたいところです。資金運用を実践する前段階として、ぜひ収支バランスの見直しを実践し、今回学んだ知識を活かしていきましょう!
経済情報学部教授 津村怜花
協力:地域総合センター


(尾道新聞10月25日)

