公開日 2026年10月06日
MOU尾道市立大学美術館では、尾道市立大学美術学科教員の現役作家としての活動に注目し、個展やグループ展を開催しています。今年は、本学において非常勤教員として彫刻を担当し、画廊やデパートでの個展を通じて作品を発表している木彫作家・秋山隆氏を紹介します。
秋山氏は丹念な観察に基づき、生き物や人工物を精緻に表現する木彫作家で知られています。
幼少期から木を身近に感じてきた秋山氏は、制作においては木彫による素材との対話を軸に据えてきました。木材との対話から生み出された作品からは、素材である木の個体差や、彫刻すると元に戻らない不可逆性に向き合う探求の姿勢が読み取れ、手仕事の実感と同時に、作為を手放そうとする意識も感じ取ることができます。
生き物と人工物が混在するモチーフは、「自然」と「人工」の対比を想起させますが、生き物の生命力や人工物の経年変化は、それぞれ木材に刻まれ形をとることで、時間の流れを留めるように観る人の目を惹きつけます。近年はそういった流動的な「存在」と「現象」が作品の一つの主眼となっています。
本展覧会では、本学で教鞭をとる以前の作品から新作まで広く展示し、これまでの制作を紹介します。ぜひ会場にてご覧ください。
秋山 隆 ―いままでとこれから― 展の概要
会期:10月24日(土)~11月23日(月・祝)
会場:MOU尾道市立大学美術館
開館時間:10:00〜18:00 入館無料
休館日:水曜日・木曜日(祝日開館)
アーティストトーク:
開催日時:11月8日(日)13:00〜(申込不要)
会場:MOU尾道市立大学美術館


【次回の展覧会】
卒業生自主企画展「scope-日々をたどる-」
会期:12月5日(土)~12月27日(日)
本学の日本画・油画・デザインの各コースの卒業生・修了生による自主企画展です。
日々の記録をテーマに、作品や制作過程を通じて作家の眼差しに焦点をあてます。
お問い合わせは、MOU尾道市立大学美術館まで
TEL:0848-20-7831

