公開日 2026年11月06日
尾道市立大学では、地域に開かれた大学を目指し、教育研究活動の一端を地域に還元することを目的として、令和8年度「教養講座」を開催しました。
今年度は、通常講座3回とスペシャル講座2回の計5回を実施しました。宇宙や日本絵画、歴史、英語など、幅広いテーマを取り上げ、各回とも本学教員が専門分野について講義を行いました。
第1回「宇宙のダークサイド」
経済情報学科・白石希典准教授が、ブラックホールやダークマターなど、宇宙に存在する謎を取り上げ、宇宙の知られざる姿について解説しました。宇宙に関心の高い参加者が多く集まり、講師の説明に対して専門的な質問も寄せられるなど、質疑応答も活発に行われました。
第2回「中井正一と尾道市立大学」

経済情報学科・林直樹教授が、本学の前身である市立尾道女子専門学校の設立に関わった中井正一について解説しました。三学科からなる大学の成り立ちや、戦後の図書館制度の確立にも関わる中井正一の足跡を通して、本学と尾道とのつながりを改めて考える機会となりました。
第3回「江戸の巨匠『若冲』を描いてみよう」

美術学科・中村譲教授の指導のもと、岩絵具などの日本画の材料を使い、伊藤若冲の作品の模写に取り組むワークショップを行いました。小学生から80代以上の方まで幅広い年代の方にご参加いただき、日本画の材料や技法に触れながら、制作を楽しみました。
第4回「妄想で愉しむ日本絵画-長谷川等伯『伝名和長年像』を考えてみる-」
美術学科・市川彰教授が、長谷川等伯に関連する肖像画「伝名和長年像」(東京国立博物館所蔵)を題材に、日本絵画の鑑賞の楽しみ方についてお話しいただきました。作品にまつわる謎や、描かれた人物について妄想を膨らませながら、さまざまな視点から読み解く面白さを紹介しました。
第5回「中世イギリス家族の暮らし-15世紀の手紙に着目して-」

日本文学科・平山直樹教授が、15世紀イギリスのパストン家に関する手紙を取り上げ、当時の家族関係や社会の様子について、言語的な側面から解説しました。歴史資料としての手紙を通して、現代とは異なる中世イギリスの家族や社会の姿に触れる講座となりました。
全5回を通じて、参加者の皆さまにさまざまな学問分野に触れていただく機会となりました。
ご参加いただいた皆さま、ありがとうございました。
尾道市立大学では、今後も地域の皆様に学びの機会を提供する公開講座等を開催してまいります。
地域総合センター

