公開日 2025年01月15日
本学卒業生が、令和6年8月16~18日に実施された「公認会計士試験(論文式)」に合格しました。
すでに「公認会計士試験(短答式)」に合格していたため、今後は「公認会計士(補)」として実務経験を積みながら「公認会計士」を目指しています。
公認会計士試験を実施する公認会計士・監査審査委員会によると、令和6年8月の論文式試験には21,573人の方が出願され、そのうち最終合格者は1,603人(最終合格率7.4%)という難関試験です。
どのようにして資格取得に臨まれたのか、ご本人にインタビューしました。
プロフィール
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【所属】 【出身高校】 【名前】 |
取得した資格、または合格した試験の名称を教えてください。
公認会計士試験(短答式、論文式)、日商簿記1級です。
上記の資格または試験を志した理由は?
大学入学当初から新型コロナウイルスが流行し、将来の見通しに不安を感じていました。
高校までの学習内容とは一味違う簿記やITパスポートなどのビジネス関連資格に興味を持って勉強を進めると、ビジネスの大まかな形が分かるようになりました。
さらに専門的な知識や経験を身に付けたいと思うようになり、卒業後のキャリアも意識して公認会計士を目指しました。
高校までの学習状況や、大学入学後の取り組みはいかがでしたか?
本格的な受験勉強は高校3年生からで、それまでは部活動や友人関係などを優先していましたし、あまり勉強は得意ではありませんでした。
大学入学後はアルバイトや奨学金を活用して予備校にも通うなど、継続的に勉強をを進めました。
大学2年生の12月に初めて短答式試験を受験したのですが、その受験のために大学の授業履修を調整して試験勉強時間を確保するといった工夫をして、大学の授業の日と試験勉強の日を分けて計画的なスケジュールを設定していました。
その後、大学3年生の12月に実施された短答式試験に、本年8月に実施された論述式試験に合格することができました。
尾道市立大学での学びはいかがでしたか?
会計系の講義科目が豊富だったので、試験対策で求められる理解や暗記とは違った深い内容を学ぶことができ、役に立ちました。経済系や情報系の講義も今後のキャリアには必要な内容だったので、とても有意義だと感じました。 また、翠明館にある自習室は開館時間が長くて利用しやすく、集中して勉強できる環境だったのでとても助かりました。 |
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おすすめの勉強法、教材、グッズはありますか?
公認会計士試験は試験範囲が膨大なので、苦手な科目や分野を作らないよう注意していました。また、自身の間違えやすいポイントやミスを誘う問題を集めた「ミスノート」を作成して活用していました。
ノイズキャンセリングイヤホンを愛用し、周囲の音を遮断して集中力を保って勉強していました。
毎日のスケジュール(起きる時間、学習時間、休養時間、寝る時間)を決めて、生活習慣が乱れないように徹底していました。お酒も好きだけど生活が乱れやすいので、試験が終わったなどの特別な日だけにしていました。
今後の目標を教えてください。
次年度から監査法人に入社するので、先輩社員やクライアントの方々と協力しながら自身を高めて、尾道や地元岡山といった地域社会に貢献できる公認会計士になりたいと考えています。
同じ資格を目指す後輩へのメッセージをお願いします。
公認会計士は決して簡単な資格ではないので、諦めずに勉強を継続する精神力や覚悟が大切です。 また、合格したという経験はこれから先の人生で困難に直面した場合でも揺るがない自信になるので、興味がある方や何かやりたいと考えている人は、勇気をもって挑戦してほしいと思います。 |
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