公開日 2025年05月23日
本学美術学科、中村譲教授、鈴木恵麻教授、山梨千果子講師、小西美幸助手が、令和7年5月19日(月)に因島の尾道市立重井小学校にて日本画体験ワークショップを行いました。
このたびは、「体験を通して日本画のよさに気付こう。」を授業のめあてとして、重井小学校6年生の9名が体験しました。
本学教員から、日本画がどんな絵画なのか、どんな絵の具を使うのかの説明があり、児童たちは熱心に耳を傾けていました。
約50種類の岩絵の具(粉末状の鉱石)から好きなものを選び、膠(にかわ)を混ぜて指で溶かし色を作り、自ら描いた絵に塗っていきます。
ドライヤーで乾かして色を重ねる等、教員からのアドバイスを受けながら作品を完成させていきました。初めて使用する岩絵の具に、楽しそうに取り組んでいました。
授業の最後には全員の描いた作品を並べ、自らの作品や他の人の作品への感想を伝え合いました。
児童から「初めてで難しいところもあったが、楽しかった」「絵の具のうえに、違う絵の具を重ねるのが楽しかった」等の感想が聞かれ、体験を通して新しい楽しみを見つけてくれたようでした。
参加した小西助手は「子どもたちが初めて触る日本画絵具に対して目を輝かせつつ、制作を楽しんでいる様子がとても印象的でした。」と話し、中村譲教授は「日本画の魅力を知ってもらいたい。今後もこういった活動を続けていきたい。」と語られました。