公開日 2025年08月19日
令和7年7月26日(土)にひろしま国際センター交流ホールで「留学生日本語スピーチコンテストin広島2025」が開催されました。
広島県内の専門学校・短期大学・大学・大学院の留学生が参加対象です。
本学からは多数の応募者の中から書類選考を通過した2名の留学生が出場し、特別賞と努力賞を受賞しました。
【特別賞】
所属:経済情報研究科2年
氏名:劉哲麟(リュウチェリン)さん
出身:台湾
発表内容:「偽日本語の紹介」
【努力賞】
所属:経済情報学部経済情報学科1年
氏名:ヴォ ティ トゥー チャー さん
出身:ベトナム
発表内容:「あるベトナムの女性の平和への願い」
特別賞を受賞した劉哲麟さんのスピーチの要約をご紹介します。
今日は台湾で流行している「偽日本語」について紹介します。
これは日本語のひらがなと台湾語を混ぜて遊ぶ言葉です。たとえば「免っがわ来じっ套」は、一見日本語のように見えますが、意味は「もうその手には乗らないよ」という台湾語です。台湾語の発音に基づいて意味が決まるのでちょっとトリッキーです。他にも「りしれ供さ小(何言ってるの?)」「但じれ(ちょっと待って)」など、おもしろい言葉がたくさんあります。
こうした言葉は、SNSやスタンプ、ネットミームでも使われていて、若者の間で人気です。
この言葉遊びは少なくともひらがなを学んだ人にしか分かりませんが、実際、台湾では多くの人が日本語を勉強しています。日本語能力試験の全世界の受験者の10分の1は台湾人で、台湾の大学の3校に1校に日本語学科があります。
日本の暴走族にも「夜露死苦(よろしく)」のような当て字文化がありますが、「偽日本語」も似たような遊びです。