本学の学生が提案した製品が商品化されました。

公開日 2025年10月17日

本学美術学科4年生である村上桃花さんが提案した囲碁セット「onogo(オノゴ)」が、株式会社タテイシ広美社様(広島県府中市河南町114)により商品化され、販売が開始されました。

村上さんは、美術学科デザインコース3年生の授業である「「デザイン×私のまち」地域プレゼンテーション課題」において、デザインの視点から地域に新たな提案をする形で構想を練り、デザイン原案を制作しました。そして、令和7年3月1日(土)で行われた第22回地域プレゼンテーション課題2025発表会・展示会において最優秀賞に選ばれていました。その後、地域プレゼンテーション実行委員として会場にお越しいただいていた、株式会社タテイシ広美社代表取締役社長立石良典様の目に留まり、製品化して限定1000セットを販売していただくことになりました。

第22回地域プレゼンテーション課題2025発表会・展示会の詳細はこちら

この「onogo」は尾道市の市技である囲碁を通じて、尾道市因島出⾝の囲碁棋⼠・本因坊秀策の歴史と、尾道が持つ独⾃の⽂化や⾵景を融合させた初⼼者向け囲碁セットです。村上さんは従来の囲碁に対する「難しそう」、「年配の⼈向け」といったイメージを払拭し、若い世代でも気軽に触れられるようギミックカードや説明書、ストーリー性のあるパンフレットなどを用意して工夫を凝らしています。

(工場見学イベントでの展示の様子)

タテイシ広美社様は、尾道市など近隣の市町村で看板やサイン、LEDビジョン、デジタルサイネージなどを手掛けていますが、初めての試みとして本学と連携した「onogo」の商品化に取り組まれたそうです。また、商品化にあたってコロナ禍で⾶沫感染対策として⼤量導⼊されたアクリルパーテーションの⼀部を素材として再活⽤されています。感染症対策に役⽴った素材に新たな役割を持たせ、地域⽂化の継承や創造的な学びと結びつけることで、持続可能な循環型ものづくりの実現を⽬指しているそうです。

製品の詳細や販売情報については、タテイシ広美社様の販売サイトおよびInstagram にてご覧いただけます。

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