西嶋亜美
西嶋 亜美 NISHIJIMA Ami
職名 | 准教授 |
担当 | 美学・西洋美術史 |
専門分野 | 西洋美術史(19世紀フランス美術) |
担当科目 | (学部)美学講義、西洋美術史講義Ⅰ・Ⅱ、博物館入門、博物館実習Ⅰ、博物館実習Ⅱ (大学院)芸術学(美学)特講、美術史特講(西洋) |
ひとこと
フランス近代美術、特にロマン主義~レアリスムの時期に活躍したウジェーヌ・ドラクロワ(1798-1863)を研究しています。
西洋美術史の授業では古代からの西洋の多様な芸術作品を、美学では芸術や美に関する様々な思想家や理論家の考え方について考察します。芸術と現実を、よりよく理解し楽しむための基礎を身に付けましょう。ゼミを持っていませんが、展覧会、本や映画などの情報交換に気軽においでください。
略歴
2009年 京都大学大学院文学研究科修士課程修了、博士後期課程進学
2010年 フランス、パリ・ソルボンヌ大学美術史考古学研究所招待研究員(~’12年)
2012年 京都市立芸術大学美術学部非常勤講師
2013年 京都大学大学院文学研究科博士後期課程研究指導認定退学
尾道市立大学芸術文化学部講師
2014年 広島大学総合科学科非常勤講師(~’15年)
2016年 京都大学博士(文学)
2019年 尾道市立大学芸術文化学部准教授
連絡先
nishijima@onomichi-u.ac.jp
研究活動等の最新情報はこちら→(http://researchmap.jp/aminishi/)
主要論文
-西嶋亜美「「小説」をもとに「詩」的な絵画を―『アイヴァンホー』をめぐるドラクロワの挑戦―」『尾道市立大学芸術文化学部紀要』 (18) 2019年3月、 107-120頁。
-西嶋亜美『ウジェーヌ・ドラクロワの物語画と文学』京都大学大学院文学研究科、課程博士論文、 2016年。
-西嶋亜美「ドラクロワによる二点の《ジャウールとハッサンの闘い》――戦闘イメージの起源と北アフリカ旅行の意義をめぐる考察――」『日仏美術学会会報』第34号平成27年に掲載予定(査読あり)
-西嶋亜美「ドラクロワ作「墓地のハムレットとホレーシオ」諸作品をめぐって―演劇の豊饒さから絵画独自の効果へ―」、『美術史』第172冊 、平成24年、173-191頁(査読あり)
講演・口頭発表など
-西嶋亜美「19世紀フランス美術にみる「室内」の演出」、リアリズム文学研究会オンライン・シンポジウム「室内―私空間の近代」 2021年1月24日、於オンライン
-西嶋亜美「ドラクロワ作《キリストの埋葬(墓のキリスト)》(ボストン美術館) ―宗教画制作を通じた表現の刷新の手がかりとして ―」日仏美術学会第158回例会「19世紀における宗教美術」 2020年12月19日、於オンライン
-西嶋亜美「ドラクロワ作《十字軍のコンスタンティノープル攻略》 ―歴史的細部の再現と普遍性―」第68回 美術史学会全国大会 2015年5月23日、於岡山大学
-西嶋亜美「ドラクロワの著述にみる文学と絵画」広島芸術学会第28回総会・大会(2014年7月27日、於ひろしま美術館)、50分間、レジュメ審査あり
-西嶋亜美「ウジェーヌ・ドラクロワによるバイロン作『邪宗徒』諸作品の再考」日仏美術学会第130回例会(2014年2月8日、於日仏会館)50分、レジュメ審査なし。
-Ami NISHIJIMA "L'emploi des théories littéraires et artistiques dans la représentation du monde antique autour de Delacroix. ", Ecole de Printemps, 10e édition Art et Savoir, 2012/5/18, Centre Allemand de l’Histoire de l’Art, Paris.
その他
〈翻訳〉
-西嶋亜美「ドラクロワの「モロッコ旅行記」試訳」『尾道市立大学芸術文化学部紀要』(16) 2017年3月、69-86頁。
〈報告書等〉
-吉原慎介他「「はじまりのかたち 素描」展 報告書」『尾道市立大学芸術文化学部紀要』 (19) 2020年3月31日、57-66頁。
-藤本真理子・西嶋亜美「絵を語る作家たち ―近代日本における絵画と文学のあいだ―」『尾道文学談話会会報』 (10) 2020年3月、101-119頁。
-吉原慎介他「國立嘉義大学との交流展 報告書」『尾道市立大学芸術文化学部紀要』 (18) 2019年3月9日、71-78頁。
-西嶋亜美「19世紀中盤の「反復」制作とドラクロワ : 自作の「反復」の諸相」『尾道市立大学芸術文化学部紀要』(17) 2018年3月、153-167頁。
-西嶋亜美「造形芸術における描写とリアリズム―フランス近代美術史の立場から―」『19世紀文学とリアリズム 研究会報告書』59-62 2018年3月、59-62頁。